基地内大学(メリーランド大学グローバルキャンパス)で序盤に履修すべき授業について

1.はじめに

今回は、基地内大学(メリーランド大学グローバルキャンパス、以下「UMGC」といいます)へ入学後、序盤に取るべき授業を紹介します。

UMGCではそれぞれの専攻により必要な単位が異なりますが、この記事で紹介する授業は多くの専攻やプログラムで必修とされている授業です。また、始めから正規学生として入学した方も、ブリッジプログラム経由で入学した方もどちらも共通するものになります。

ただし、Second Bachelor's Degree(第2学士)の取得を考えている方や他大学の単位をトランスファーされる方はこの限りではありません。実際にこれらの授業が必要かどうかは、専攻やプログラムによりますので、UMGCのアカデミック・アドバイザーに確認するのが一番だと思います。

なお、Second Bachelor's Degree(第2学士)については、別の記事で説明する予定です。

 

 

2.概要

今回紹介する授業は以下の5つの授業です。ブリッジプログラムから正規学生になるタイミングの説明会で、これらの授業の履修を担当の方からおすすめされて知りました。なお、(x)としている授業は、ブリッジプログラムでも必修ないしオプションで受講できる授業です。それぞれどういった授業なのか、簡単に説明します。

 

・LIBS150(図書館利用方法)

・PACE111M(オリエンテーションとキャリア準備)

・SPCH100(X)(コミュニケーション)

・WRTG111(X)、WRTG112(X)(エッセイの書き方)

 

3.LIBS150(1単位)

この授業は、UMGCのオンラインライブラリーの利用方法についてのオリエンテーションの授業です。

対面、Asia Virtal Class(Zoom)、オンライン(通信制)の形式から選ぶことが出来、対面やZoomであれば、授業日は平日夜の2日間ないし土曜日の1日で履修することが出来ます。ただし、授業期間は4週間程度と長めに確保されており、場合によってはその間で課題の提出を求められるようです。

 

4.PACE111M(3単位)

この授業は、UMGCの各種制度、サービスの利用方法のオリエンテーションの授業です。また、大学生活での勉強方法や勉強習慣の作り方を学んだり、それぞれのキャリア(就職)について考える課題が与えられます。

対面、Asia Virtal Class(Zoom)、オンライン(通信制)の形式から選ぶことが出来、対面やZoomであれば、授業日は平日夜3時間の授業を週2回、計4週間で受講することになります。

課題についてはそこそこの量が課されますが、他の授業に比べると少ないほうだと思います。オリエンテーション要素が強い授業なので、比較的楽な気持ちで受講できます。

しかし、私の場合は初めてネイティブと一緒に受講する授業だったので、クラスメイトの英語についていけず、毎回とてもプレッシャーを感じていました。この授業については、別の記事で詳しく紹介する予定です。

 

5.SPCH100(3単位)

この授業は、大学における様々なコミュニケーションについて学ぶ授業です。

対面、Asia Virtal Class(Zoom)、オンライン(通信制)の形式から選ぶことが出来、対面やZoomであれば、授業日は平日夜3時間の授業を週1回、計8週間で受講することになります。

課題については、リーディング課題とそれに伴う小テストが多く、毎週ディスカッションポストへの投稿を行う必要がありました。また、2週間に1回の頻度で、スピーチの課題として、自分が話している動画(ビデオ)を提出する必要があり、先生によると思いますが課題の量はそこそこ多かったように思います。

この授業は、ブリッジプログラムのオプションとして履修することが出来ますが、履修者が少ない場合は開講されない場合があるようです。しかし、ブリッジプログラムを受けられている方は、正規コースのSPCH100ではなく、ブリッジプログラムのオプション(SPCH100X)の受講をおすすめします。なぜなら、コミュニケーションの授業なのでグループワークが多々あるのですが、ネイティブ学生の話していることについていけない可能性があるからです。逆に、ネイティブと一緒にこの授業を受け続けることが出来れば、かなりの英語力の発展が見込めると思います。したがって、コミュニケーションの練習の絶好の機会ではあるので、覚悟を持って正規のコースを受講するのもありだと思います。

この授業についても、別の記事で詳しく紹介する予定です。

 

6.WRTG111、WRTG112(3単位)

この授業は、大学でのエッセイの書き方を学ぶ授業です。

対面、Asia Virtal Class(Zoom)、オンライン(通信制)の形式から選ぶことが出来、対面やZoomであれば、授業日は平日夜3時間の授業を週1回、計8週間で受講することになります。

ブリッジプログラムの必修授業であることから、ブリッジプログラム経由の方は受講する必要はありません。

具体的な内容については、ブリッジプログラムの授業を紹介した以下の記事のAcademic WritingⅠ・Ⅱで紹介しています。

 

rewrite09xx.hatenablog.com

 

7.おわりに

以上、UMGCで序盤に履修すべき授業の紹介でした。

はじめに述べたように、これらの授業を履修する必要があるかどうかは、専攻やプログラムによります。私の場合、UMGCのアカデミック・アドバイザーに履修計画の相談をしたところ、「あなたは第二学士のプログラムだから、履修する必要はないよ!」と強めにアドバイスをもらいました。

他方で、私はアメリカの大学文化を知りたいな~と思っていたので、結局これらの授業を履修することにしました。実際に授業を受けてみて、他の教養科目の授業に比べて、アメリカの大学文化についてよく知ることが出来た気がします。また、どの授業も大学のオリエンテーション要素の強い授業なので、UMGCの各種制度について学ぶことが出来るため、たとえ必要なくとも履修して損はなかったと思います。

お金や時間がかかることなのでお財布等と要相談ですが、もし時間やお金に余裕があるようであれば、アカデミック・アドバイザーとも相談しながら授業を受ける、受けないを決めることをおすすめします。