GVPT200 -Week3

 

今週はナショナリズムや国の主権に関することが取り上げられました。

主権の概念の誕生からその増大と第二次世界大戦後の主権の縮小の文章を読んだ上、関連論文を読みました。

 

今週の内容

  • Define major terms in international relations.
  • Assess the role that nationalism plays in shaping current international relations.
  • Explain hard and soft power in international relations.
  • Apply prisoner's dilemma to situations in international relations.

今週のタスク

  • Read and explore all the required materials
  • Discussions: Week 3
  • Discussions: Current Events (Optional)
  • Annotated Bibliography due

 

勉強記録

11/1() 4時間15

 20:30-21:15

 22:30-25:30

Week3のコンテンツ確認

ポストモダン構築主義の違いに関する先生とメールのやりとり

 

11/2()1時間

  23:20-24:20

・クラスメイトへの返信

 

11/3()

11:00-13:00

・課題文献の通読

 

11/4()

11:00-14:00

21:00-25:00

・課題文献の通読

Weekly discussionの作成

Annotated Bibliographyの作成

 

11/5()

14:00-16:00

・クラスメイトのWeekly discussionへの返信

 

11/7()

22:30-25:30

Annotated Bibliographyの作成

 

授業内容と感想

・先生とのメール

先週の課題文献で出てきたポストモダン構成主義の違いがよく分からなかったため質問したところ、詳細で親切な回答が返ってきてました。大学院では聞きにくいような基本的なことを気軽に聞けるのは学部の良いところだなとしみじみと思いました。

 

先生曰く、ポストモダニズムは絶対的な真実は存在しないと考える思想で、フーコーらによって1960年代から70年代に台頭してきたものだそうで、

他方で構成主義とは、現実主義と理想主義ではない第3の考え方が求められる中で登場した概念です。登場したポストモダニズムが構造を主体と見ている一方で、構成主義は人間の主体性を重要視し、人間がどう現実を作り、再構成できるかを考える学派らしいです。例えば、現実主義では国家は国益を追求すると考えますが、国益とは何かを問い直し、現実を見直した上で、現実の解決策を模索したりする試みのようです。

例えるならば、現代の少子化の問題について、夫婦が子供を産みやすい政策をとることで従来は少子化対策を行なっていたものの、現在では行き詰まりを感じていることから、少子化の問題を未婚の問題と捉え直し、結婚する人を増やす政策を行うといったものでしょうか。

 

・フィードバック

ジョセフ・ナイの「スマートパワー」に関する論文が関連文献にあったのですが、この内容としては、軍事力や経済力といったハードパワーはテロリスト相手には有効な一方で、イスラム穏健派からのアメリカの印象を良くするには文化、価値観、政策といったソフトパワーが効果的であり、どちらも場面により向き不向きがあることから、これらの両方を組み合わせることが、他国に影響を与える上では重要だと論じた論文です。これをディスカッションで取り上げたところ、先生からは、このソフトパワーは国の主権を縮小させるものであるといった指摘やハードパワーとソフトパワーの両方を扱えるといった考えは、アメリカの覇権から見た世界であり、世界中のほとんどの国は他国に影響を与える上ではソフトパワーしか扱えないといった議論がなされているとフィードバックがあり、ナイはほぼ正しいことを言っているよねと思っていた私は学術の世界は大変なところだ、、、としみじみ思いました。

 

おわりに

時間で言えばなんとかそれなりの勉強時間を確保しており、色々なツールを組み合わせて文献も読み進めているところですが、どうしても時間不足感が否めない気がします。日曜日は絶対に何も勉強しない日にしたい考えでいるので、次の週はそれにチャレンジしてみようと思っています。